大震災 ~子どもは冷静に見ています~

 「震災の前も後も、大人も子どもも、今を生きているんだからね!地震で家が壊れたり、流されて、物が無くなっても、心の中の思い出は絶対消えないんだから!」
 学期末でたくさん持って帰るので、子どもに言いました。
 子どもの工作や絵は写真に撮って、さよならすることにしています。
 被災者の方々は写真すらも無くなってしまったのですよね。
 
 心の中までは、消えないたくさんのキラキラした思い出が詰まっているでしょう。
 目を閉じたら、耳を澄ませたら、見えませんか?聞こえませんか?
 いつの頃からか、写真も、ビデオも余り撮らなくなりました。
 今、この瞬間を、楽しもう、生きようと決めてから。

 「ご飯を残さない!」
 「被災地の人たちは、お腹をすかせているのだから!」苦手なおかずを除けていたので言いました。
 子どもは泣きながらでしたが、全部食べました。

 「募金したの?」子どもは聞きます。
 「出来る限りを、ちょっとずつしているよ」
 「お札は郵便局から、小銭は役所とかきちんと届けてくれそうなの募金箱に、ポイントは貯まったらその都度に」
 多額の義捐金は無理ですが、出来る募金を毎日探して、送金しています。
 友人も、コンビニで買い物をしたときのお釣りなどを、毎日、募金しているようです。

 電気もコンセントを抜いたりして、待機電力を切っています。
 おやつもちょっとだけ減らして、その分寄付に回そうと考えています。
 子どもの未使用のオムツや家にある消耗品を、回収場所に持って行こうとまとめています。
 子どもにも手伝ってもらっています。

 「あのね、困っているときは、誰かが、きっと、助けてくれるんだよ!」
 「いつも、人の力になれる、自分が何か出来ることを普通に、歯を磨くみたいにしている人が、世の中にはたくさんいるんだよ」子どもに言いました。
 「お互い様ってこと?」
 「そう、一人一人が、出来る事を精一杯して、助け合って、人は皆生きているんだから、皆つながっているんだからね、何でもないときは分からなかったけど、こんな時は特に感じるね」
 「私も、お手伝いのお駄賃を募金しようかな」

 子ども達は、大人の言動を見聞きして、自分で感じて、真似して大人になっていきます。

 
 
 

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