続・小さい人たちへ

 学校のクラスを支配している大きないくつかのグループがありました。街の西の高台に住んでいました。彼らはとにかく暴力と大声でみんなを脅かし、クラスの行事などでは多数決で自分たちの要求を通そうとしました。
 そのクラスには親の代からお金がある人たちがいました。彼らは街の真ん中に住んでいましたが、西に住む最大派閥の人たちからその人たちや兄弟姉妹に至るまで意地悪されていました。
 東の方に住んでいる人たちは西グループよりもたくさんいましたが、それほど裕福ではありませんので発言権があまりありません。
 その中でオタクの趣味で異彩を放つ数人の人たちがいました。彼らの祖父母や父親は勤勉に働いて貯金を持っていたので彼らは東の人たちの中では裕福でした。

 あるとき真ん中人たちがひどく虐められました。西グループは真ん中が学校に持ってきてはいけないナイフや劇薬を所持しているからだと言いました。でもそれは言いがかりでした、みんなそのことに気がついていました。
 東の人達は見守っていましたが、何も考えないお気楽なオタク集団は西グループに憧れ自分たちも力を持って、支配する側に回りたいという人がいました。ほとんどはオタク趣味が出来たらいいのだと思っているにも拘らず。
 そんなあるときオタクの何人かが真ん中の人たちに取り込まれて虐められ、いじめを止めて欲しいなら西グループに協力するなと言われました。
 おたくグループのリーダーは西と一緒に真中を攻撃すると宣言しました。おたくたちは内心反対ですが、おたくなので何をしていいかわかりません。

 結局、西のグループのスパイが真ん中や東に入り込んでシナリオを作って自分たちの思うようにする芝居だということが分かりましたが、それまでは学校生活は暴力と監視や疑心暗鬼に満ち溢れ、みんなが息を殺してすごさなければなりませんでした。

 そんなとき、それぞれのグループの中でこれはおかしい、みんなで仲良くしようという声が上がり始めました。グループを超えて、それぞれがお互いと連絡を取り合い、楽しい歌や詩をつくり、花を植えて信頼関係を築いていきました。
 そうしていると、仲がいいことが楽しいことがみんなに分かるようになりました。
 今では、大きな声で暴力で言うことを聞かせようということは恥ずかしいと思われるようになりました。それは嫌だとみんなが声を上げるようになれたからです。

感謝していること
 私たちには考えることが出来ます。話もできるし文章も書けます。詩も描けるし、歌も歌えます。平和の為にそれぞれが出来ることをしていきましょう。楽しいことを子どもたちのためにしてまいりましょう。

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